日台友好 タンデム自転車でLet's go around SHIKOKU PROJECT

プロジェクト立ち上げの背景

・四国一周サイクリング(サイクリングルート)は、インターネット等で国内外に広く周知されている2017年3月に開始された全長約1,000㎞の一般道利用のサイクリングルートである。

 四国一周サイクリングの端緒としては、2011年に愛媛県知事が瀬戸内しまなみ海道でのサイクリング文化の振興を図るため、台湾の台中市の訪問交流を行った。2014年には愛媛県の「瀬戸内しまなみ海道サイクリングコース」と台湾の「日月潭サイクリングコース」が姉妹自転車道の協定を結んだ。そして2017年、四国一周サイクリングは台湾全土を一周する旅「環島 ホワンダオ」の文化にならって誕生したものである。

・タンデム自転車については、2023年夏、パラスポーツ振興等の理念、関係者による公道走行を求める活動等から、日本全国で公道走行が可能となった。

 タンデム自転車のサイクリングは、一人で自転車に乗れない障害者、高齢者等にも自転車移動の可能性を広げる物であることから、SDGsに資する(「目標3すべての人に健康と福祉を」「目標7エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「目標11住み続けられるまちづくりを」の目標達成に貢献するツール)として新聞等で報道されるなど、今後の利用拡大により多くの方の社会参加や多様性を許容する地域社会の発展に資するものとして注目されているものである。

・2023年春、Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN(旧名称エールラインライドオンクラブ)(日本パラサイクリング連盟大阪支部)は他機関等の協力を得て「太平洋岸自転車道をタンデム自転車でつないじゃえプロジェクト」として、9日間の日程で、障害をお持ちの方とともに太平洋岸自転車道ショートコース1100㎞の全走行を達成した。その際には台湾で製造販売されている「KHS」社製タンデム自転車を使用。KHS台湾及び日本現地法人であるKHSジャパンの全面的な協力(サイクルウエアの提供、体験会の実施、イベント中の使用車両メンテナンス)を得て達成できた。

 同プロジェクトについては、普通自転車で健常者サイクリストであっても困難なロングコースの走行が、障害をお持ちの方でもタンデム自転車を使えば安全に達成できるということを実証し、誰にでも優しいサイクリング「サイクリングの一般化」とサイクリングの可能性について新たな可能性を呈示した。

・また台湾においては、タンデム自転車を用いて視覚障害者の環島サイクリングが健常者のサイクリストによる協力で随時可能な環境が整った時に行われている。

 2023年秋、同タンデム自転車での環島の経験を持つ台湾人サイクリスト2名を含む健常者サイクリストチーム(2023年10月環騎四國勇士們)とともに四国一周サイクリングを実施した。その際、日台のサイクリングの状況等の情報共有がなされるとともに、四国一周に対する台湾人サイクリストの関心の深さや、愛媛県を主体として台湾との交流を重要視する四国サイクリングの現状や、サイクリングを通じて日本と台湾の友好を深めることによる未来への価値について再度認識を深めた。

 同時に「四国一周は獲得標高が高いので、台湾1周1,000㎞をタンデム自転車で走行達成した台湾人視覚障害者の新たな大きな目標となりえると思う」「それゆえに、台湾の視覚障害者の中には、能力があり、タンデム自転車での四国一周サイクリングをしたい人はいると思うけれど、日本でのタンデム自転車のサイクリングの実現は視覚障害を持つ方については、困難と言わざるをえない」との意見を得た。

・2024年秋、Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN(日本パラサイクリング連盟大阪支部として参加)は、日本人二名(健常者パイロット1名、視覚障害者ストーカー1名)を派遣し、高雄市123視障追風協力車協會主催の「永不放棄世界視覺日環台123」と称するタンデム自転車を用いた視覚障害者の台湾一周サイクリングの挑戦イベントに参加。初日日程が台風のため走行不能であったものの、残りの10日間の行程で800㎞のタンデム自転車全走行を行い、多くの台湾人現地ボランティアの支援のもと、台湾環島を達成した。

同イベントは、延べ参加人数約80名、途中参加も含めてタンデム自転車30台が走行した大規模なもので、途中日程で記者会見を開催(台東・花蓮・新北)。その際、各所で歓迎や激励を受けていた。その他、台湾の小学校に立ち寄り、視覚障害者を講師として同校6年生に対して生命教育を行い、アイマスク体験、アイマスク着用でのタンデム自転車後部座席乗車体験などを行った。

さまざまな活動を通じ、「世界視覚デーにおいて、視覚障害があっても諦めずに困難に立ち向かい、挑戦することの人生においての意義」について広く社会に周知する有意な活動であった。さらに、その挑戦に日本人の視覚障害者も参加することにより、日台友好と両国の交流・理解を深め、挑戦の価値を高まったのであった。

同イベントには、高雄市國際自行車觀光促進協會が全面的に協力し、走行時交通整理や休憩時の支援、サポートカーの運用、その他必要な支援を一体的に担っていたもので、開催団体の関係団体が一体となり運営を支えて行われていたものであった。

・2019年における数値となるが、日台間の人的往来は訪台日本人が約217万人(台湾交通部観光局統計)、訪日台湾人も約489万人とその段階での過去最高人数を突破し、台湾住民の出境先として日本は5年連続で中国を押さえて第一位、約3割のシェアとなっている。

 また日本台湾交流協会が2019年に台湾で行った世論調査では、最も好きな国の1位は59%で日本であり、特に若い世代の上昇率が高かった。また駐日台北経済文化代表事務所が同年に日本国内で行った世論調査では、日本人の78.1%が「台湾に親しみを感じる」と答え、「親しみを感じない」とした人々の割合を大きく上回った。

 昨今では、日本の2024年1月1日発生の能登半島地震に関連し、台湾から地震発生当日から台湾内政部消防署160人編成の捜索救助隊の提供の用意がある伝達があり、さらに同月4日に台湾外交部から同地震の被災地支援(被災者の救助と復興目的)のため6,000万円の寄付の発表があった。台湾は日本に対して一貫して友好的な姿勢を示してくれている隣国である。

・現在、日本では、タンデム自転車の体験会等は、各地で可能な状況があるところでは実施されている。しかし、タンデム自転車を用いた1,000㎞程度の超ロングコースの視覚障害者のサイクリングの挑戦の支援を行っている団体は無い。よって、一般的な話で、現在、視覚障害をお持ちの方は能力があったとしても、タンデム自転車でのロングライドの挑戦の機会は断たれているという状況である。また、障害をお持ちの方が海外の健常者、障害者と交流する機会というのは、かなり限定された状況(仕事やNPO法人の交流事業)等でわずかにあるというものの、障害をお持ちの方がご自身の人生を豊かにする余暇的な分野で海外との交流は困難である。

 よって、以上の経緯から、現在の状況では機会提供がどこの支援機関でもされていない「視覚障害のある方でタンデム自転車での1,000㎞走行の挑戦」を支えつつ「同じ思いをもった海外(台湾)の視覚障害のある方と同じ挑戦をする中で交流機会を持つ」ということが、障害のある方が自立した生活を送る中でより自分らしく生きられるように応援することにつながると確信し、そのことは社会的意義があることから、本企画の実施計画を組むに至った。

プロジェクトの目的

・本プロジェクトは、前記「太平洋岸自転車道をタンデム自転車でつないじゃえプロジェクト」を発展させ、視覚障害をお持ちの方に四国一周約1,000kmのロングコースを全走行する機会提供を行いさらに、その活動の中で日本の友好国である台湾の視覚障害をお持ちの方とともに目標を達成することで、その中で国際交流ができる機会も持てることで障害のある方が目標達成や他者との交流でより自分らしく生きられるように応援することを目的とする。

 

・上記の目的の達成により他者の助けの中で、努力し挑戦し、なしとげることで、重度の障害があっても、健常者を変わらずに、生きる喜びをもって自己実現できるというメッセージを社会に送るとともにサイクリング(余暇活動)を通じた障害をお持ちの方の国際交流により、友好を深め、両国の関わりをより親密なものとし、同交流を継続していくことを二次的な目的として活動を運営するものである。

タンデム自転車とは

複数のサドルとペダルを装備し、複数人が前後に並んで乗り、同時に駆動することができる自転車。二人乗りが多い(下図参照)。通常、ハンドル、ブレーキ操作が前の乗車員が行うため、後ろに乗車するのは全盲の視覚障害者でも可能である。

プロジェクト概要

①内容 四国一周 約1,000kmを、起終点愛媛県庁からスタートし、9日間かけて四国一周を全走行する。
走行状況は随時SNSを使用してアップし、情報共有する。
現在地情報共有で、常時位置情報の共有を行う。

①使用車両

 タンデム自転車

  ・KHS-tandem MILANO(ロードバイク型タンデム自転車)  4台
   (合同会社エール所有  3台)
   (KHS JAPAN 所有 1台)

  ・KHS‐tandemT20(小径車タンデム自転車)  1台
   (合同会社エール所有)

 サポートカー

  ・使用車両機材運搬(ホンダステップワゴン 合同会社エール所有)1台
  ・帯同サポート用車両(トヨタレンタリース大阪 レジアスエースロング) 1台

 その他

  ・台湾人協力者使用走行時サポート自転車 3台 ~合同会社エールからレンタル予定
  ・日本人ボランティア使用走行時サポート自転車 2台 ~ボランティアの持込使用

②参加者(現時点での予定)及び関係者

  ・パイロット(タンデム車の前席乗車ライダー)
   Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN
   (大阪府に拠点。2018年から活動。健常者・障害者がともに参加し、主にタンデム自転車の走行練習会、一般の自転車ライダー向けのロングライドイベント・近畿オダックス主催のブルベのタンデム自転車使用での完走・認定歴、ロードバイクでの参加歴多数あり。2023年太平洋岸自転車道をタンデム自転車でつないじゃえプロジェクトパイロット)

     小山 結美(こやま ゆうみ) 39歳

             川越 譲二(かわごえ じょうじ) 57歳

     新子 学(あたらし まなぶ) 55歳

 ・パイロット ボランティア

     岡本 和弘(おかもと かずひろ)56歳
     台湾人の四国1周サイクリングツアーの運営、ライドリーダーなど多くの経験あり

 ・ストーカー(タンデム者の後席乗車ライダー)2023年1月5日決定

     朱明中(チュ ミョンジュン) 49歳 台北市   男性
     2015年に台湾一周サイクリングイベントに参加し完走。
     2023年、協力車(タンデム自転車)で台灣一日雙塔520公里
     (台湾で開催されている一般サイクリスト向けの1日で520㎞を走行するサイクリングイベント)完走
     視覚障害者トライアスリート

     林郁菁(イム ウクチョン)  36歳 新北市   女性
     2018年に台湾一周サイクリングイベントに参加し完走。

     外園 健治(ほかぞの けんじ) 50歳 鹿児島県  男性

     廣岡 愛子(ひろおか あいこ) 44歳 兵庫県   女性

     ※徳島県内で日本人視覚障害者1名追加参加予定

 ・台湾人ストーカー推薦人並びに台湾側本企画協力者・相談役
     (2023年10月環騎四國勇士們)

     劉杞煌  新林市
     タンデム自転車を用いた台湾視覚障害者との環島を4回達成した経歴あり。台湾人サイクリスト。  

     王文瑛  高雄市
     2023年10月環騎四國勇士們 企画立案者。
     四国遍路旅経験者で日本への造詣が深い。台湾人サイクリスト。

     邱錦溪  台北市信義区
     協力車を使用して視覚障害者と一緒にサイクリングを行うことに精通している。
     豊富なボランティア経験があり、台湾のボランティア活動に対する深い理解を持つ。台湾人のサイクリスト。

 ・台湾華語日本語通訳

     調整中 
     (パイロット小山結美、岡本和弘氏は台湾華語による簡単なコミュニケーション可
     衣川浩二氏、合田敏夫氏については中国語での会話可)

 ・サポートカー及びメカニック担当
     Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN   1名
     衣川 浩二

 ・サポートライダー
     Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN    2名
     合田 敏夫
     澤井 裕希
     ロードバイクで先導及び追走を行うことで走行の安全を担保する。
     その他四国一周サイクリングルート内でサポートライダーの参加を募る。 

日程及び工程・走行距離

①日程

 2025年4月27日日曜日~同年5月5日月曜日 計9日間

②走行距離等

 (スタートセレモニー等の実施により走行距離変更の可能性あり。)

 (※CPについては、四国一周認定のポイントとなる道の駅を示す)

○1日目  4月27日(日)祝   

愛媛県・愛媛県庁前(松山市)〜道の駅風早の郷ふわり(CP)~今治駅(今治市)47㎞~道の駅今治湯ノ浦温泉(CP)~愛媛県・新居浜駅(新居浜市)48㎞  (走行距離:95km)

 

○2日目  4月28日(月) 

愛媛県・新居浜駅(新居浜市)〜香川県・道の駅とよはま(CP)~道の駅ことひき(CP)(観音寺市)~香川県・瀬戸音十庵(高松市)(走行距離:113km)

 

○3日目  4月29日(火)祝  

香川県・瀬戸音十庵(高松市)~道の駅津田の松原(CP)~道の駅くるくるなると(CP)~徳島県・阿南市役所周辺(阿南市)(走行距離:95㎞)

 

○4日目  4月30日(水) 

徳島県・阿南市役所周辺(阿南市)~道の駅公方の郷なかがわ(CP)~道の駅日和佐(CP)~道の駅宍喰温泉(CP)~高知県・室戸岬~高知県・室津(室戸市) (走行距離:110㎞)

 

○5日目  5月1日(木) 

高知県・室津(室戸市)~道の駅キラメッセ室戸(CP)~道の駅大山(CP)~道の駅かわうその里・すさき(CP)~道の駅やす(CP)~高知県・土佐新荘(須崎市)(走行距離:114km)

 

○6日目  5月2日(金) 

高知県・土佐新荘(須崎市)~道の駅なかとさ(CP)~道の駅あぐり窪川(CP)~道の駅四万十大正(CP)~道の駅よって西土佐(CP)~高知県・中村(四万十市)(走行距離:109km)

                                                             ○7日目  5月3日(土)祝 

高知県・中村(四万十市)~足摺岬 50㎞~道の駅めじかの里土佐清水(CP)~高知県・大月町役場周辺 50㎞  (走行距離:100km)

 

○8日目  5月4日(日)祝 

高知県・大月町役場~道の駅すくも(CP)~道の駅みしょうMIC(CP)~道の駅津山やすらぎの里(CP)~道の駅うわじまきさいや広場(CP)(走行距離:110km)

 

○9日目  5月5日(月)祝 

愛媛県・うわじまきさいや広場(宇和島市)~道の駅ふたみ(CP)~愛媛県庁(松山市)(走行距離:66km)

                    ※ 距離はGoogleMap使用による概算である 

その他

・可能な範囲で

   現地の自転車道関係者等と交流をもつ

   自転車道の道の駅等に立ち寄り、現地特産品、名物などを楽しみ情報共有する

   報道で取り上げてもらえる事前連絡

  を行う。

・費用準備の関係での協力依頼(関係団体への当事者としての参加の呼びかけ 寄付の呼びかけ)も行う。助成金申請を行う。

不足分はEncouraging Cyclists Minoh  JAPANが負担する

予算案

・別紙記載のとおり

・寄付や応援費があった場合は交通費等企画実施費用にのみ利用する。

協賛・応援のお願い

・本企画への協賛については、同企画の趣旨に賛同いただける個人又は企業を募集する。

・1万円以上協賛金額の場合は個人に対しては記念品の贈呈、企業に対しては企画準備及び実施中の同企業PR活動等、協賛企業の意向により検討する。

・応援について

SNSやインスタライブ等での配信を予定。走行予定約1か月前から各種媒体を通じて広報活動を行い、「いいね」やシェア拡散を依頼する。

その他

 ①参加ライダーの保険について

  本プロジェクト用に新たに加入する・参加ライダー個人の自転車保険加入状況の確認を行う等、各種参加者の安全や事故時の補償を充分なものとするため検討を行う。

   ※損害保険ジャパン・社会福祉協議会等担当者と協議中

 ②感染症対策

 ・主要メンバーの健康確認書の作成

   実施2週間前より検温結果や健康状態を記録。

 ・参加者が以下の事項に該当する場合は、実施主体の判断で参加を取り消しにする。

   体調がよくない場合(37.5℃以上の発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)

   同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合

   過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との接触がある場合

 ・手洗い、アルコール等による手指消毒の励行

 ・感染防止のために実施主体が定めたその他の措置の遵守、協力を依頼

実施主体

・Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN(日本パラサイクリング連盟大阪支部)

 (拠点 大阪府箕面市稲2-10-16合同会社エール内 変更前名称:エールラインライドオンクラブ。2018年からタンデム自転車の活動を展開。現在、障害をお持ちの方とともに中距離以上の走行練習や各種自転車イベント等への参加をタンデム自転車で行う)

協賛

合同会社エール

協力

KHS JAPAN

2023年10月環騎四國勇士們 

一条アルティメットファクトリー箕面

参考

  タンデム自転車活動情報誌 tandem(2021.3)

  読売新聞 2022年4月6日水曜日号 夕刊

  太平洋岸自転車道をタンデム自転車でつなじゃえプロジェクト

      https://pacificcyclingroad.jp/tandem2023/

  ソーシャルアクションラボ 毎日新聞

      https://socialaction.mainichi.jp/2023/05/08/5112.html

  紀伊民報

      https://www.agara.co.jp/article/273977

  逗子葉山経済新聞

      https://zushi-hayama.keizai.biz/headline/719/

 

      担当者

      Encouraging Cyclists Minoh  JAPAN(日本パラサイクリング連盟大阪支部)

      代表 小山 結美

      所在地 大阪府箕面市稲2丁目10番16号合同会社エール内

      連絡電話番号 070-6506-5670

      Mail:yell.line.care.minoh@gmail.com

               URL:https://encouraging-cyclists.com/projects/ 

          (本企画ホームページ)

          https://jpcfweb.com/ 

          (日本パラサイクリング連盟)

         https://yell-line-care-minoh.com/tandem/
          (エールラインライドオンクラブ タンデム自転車の活用)

 

 

〇経過

 2023年10月 

       四国にて、2023年10月環騎四國勇士們(小山・劉・邱・王)が

       四国1週Challengeを達成。四国台湾一周ダブル認定を取得。

       四国1週の台湾人視覚障害者の走行について着想、起案する。

 

 2024年4月27日 

       台湾にて、台湾側協力者及び参加者とミーティング

 

 2024年10月3日~10月14日 

       台湾にて、高雄市123視障風協力車協會主催

       「2024永不放棄世界視覺日環台123」環島サイクリングツアー

        ~ 台湾一周約800㎞、参加台数30台(一部参加も含む)の

       タンデム自転車走行に参加。

       日台交流を行うとともに全行程を走破。台湾側から運営についての教示を受ける。

      ・JAPAN PARA-CYCLING FEDERATION

       (一般社法人日本身障單車運動連盟)として参加(小山・廣岡)

      ・走行総監督として運営参加(劉杞煌)

      ・台湾人パイロットとして参加(邱錦溪)

      ・走行ボランティアとして参加(王文瑛)

與台灣視覺障礙者一同進行的協力車 四國一周騎行

以促進日台友好為目的,與台灣視覺障礙者一同進行的協力車
四國一周騎行計畫書
 
日本身障單車運動聯盟大阪支部 代表 小山 結美
 
1.標題
日台友好協力車騎車 Let’s go around SHIKOKU 計畫
 
2.目次(省略)
 
3-1 計畫的背景
 
• 四國一周騎行(騎行路線)是一條在國內外廣泛周知的自行車路線,於2017年3月開始,全長約1,000公里。
• 四國一周騎行的起源是在2011年,由愛媛縣知事發起,目的是促進瀨戶內海沿岸的自行車文化,並於2014年與台灣的日月潭騎行路線締結為姐妹騎行路線。2017年,四國一周騎行被正式推廣為環島活動 “環島 騎遊”。
• 自2023年起,推動身障單車運動等理念和關係,協力車已經可以在全國道路上騎行。協力車是一種由兩人共同騎行的自行車,一般由視覺健全者與視覺障礙者共同騎行。這不僅有助於移動的便捷性,也有助於實現可持續發展目標(SDGs)中的“目標3促進健康福祉”和“目標7確保人人都能獲得負擔得起的可靠可持續現代能源。這也為“目標11建設包容、安全、有抵抗力和可持續的城市與人類住區,並在新聞報導中得到介紹,未來將吸引更多人的參與和發展多樣性的社會。
• 2023年,日本身障單車運動聯盟大阪支部在地方政府的協助下,計畫進行一項協力車環島旅行,為期9天,目標是與視覺障礙者一同騎行,促進日台友好。
 
與其他參加者一同完成了1100公里的太平洋岸自行車道短程全程騎行。這次使用的是在台灣製造銷售的「KHS」公司製造的協力車。能夠達成這次騎行,得益於KHS台灣及其日本子公司KHS Japan的全面協助(提供騎行服、舉辦體驗會、活動期間的車輛維護)。
 
關於這個項目,我們證明了即使對健全的騎行者使用普通自行車來說也是困難的長途騎行路線,使用協力車後,殘障人士也可以安全地達成,這展示了對每個人友好的騎行“騎行的普及化”和騎行的更多可能性。
 
此外,在台灣,視障人士使用協力車環島騎行的活動,已在健全騎行者的協助下隨時都能進行。2023年秋天,擁有環島經驗的台灣騎行者與日本人一起進行了四國環島騎行,並分享了日台兩國的狀況等資訊,進一步了解了台灣騎行者對四國環島的深厚興趣,以及以愛媛縣為主體重視與台灣交流的四國騎行現狀,並認識到通過騎行加深日台友誼的未來價值。同時,我們得知「在台灣的視障人士中也有想進行四國環島騎行的人,但實現起來相當困難」。
 
2019年的數據顯示,日台之間的往來人數約為217萬(台灣交通部觀光局統計),訪日台灣人數約為489萬,創下當時的歷史新高,作為台灣居民出境的首選地,日本連續五年超越中國,佔約三成。此外,日本台灣交流協會在2019年在台灣進行的民意調查中,最喜愛的國家排名第一的是日本,佔59%。同年,駐日台北經濟文化代表處在日本國內進行的民意調查顯示,78.1%的日本人表示“對台灣有親近感”,遠超過“沒有親近感”的人數比例。
 
最近,在2024年1月1日發生的能登半島地震中,台灣在地震發生當天就向日本政府傳達了台灣內政部消防署準備派遣160人搜救隊的消息,並於同月4日由台灣外交部宣布捐贈6000萬日元以支援災區救援和重建。台灣一直以來對日本表現出友好的姿態,是我們友好的鄰國。
 
 
3-2 企劃的目的
・本項目是為了前述“用協力車連接太平洋岸自行車道的項目”
這個計畫涉及一個1,000公里的四國環島自行車旅程,使用協力車,參與者包括健全者和障礙者。活動會通過社交媒體及時更新行程訊息,並實時共享位置訊息。
透過這個項目,與日本的友好國家台灣交流,
邀請台灣和日本兩國的視障者一起騎乘協力車環繞四國一周並獲得愛媛縣政府認證,
通過騎行加深友誼,使兩國的關係更加親密,
這是本項目的首要目標。
・為了達成這個目標,我們需要讓大家知道即使是台灣的視障者也能在日本進行被認為困難的海外長途騎行,
同時讓台灣的一般人重新認識在日本進行海外騎行的可能性,
並提供一個讓完成台灣環島的人對四國環島產生興趣的契機。
・在本企劃中,
在路線上,我們會與台灣和日本的許多人分享興人(交流的喜悅)、地點(移動和觀光的樂趣)、健康(運動)、生活意義(成就感)等多種元素,
同時這個過程有助於推廣和普及適合視障者、兒童、老年人等群體使用的協力車,
使這些通常被認為難以參與騎行或自行車旅遊的人也能夠使用這種工具,
我們將致力於讓更多人了解這個項目的主旨和目的,並以安全為第一目標完成整個路線的騎行。
3-3
協力車是什麼
協力車裝備有多個車座和踏板,複數人可以前後排列同時騎行。雙人騎行比較常見(參見下圖)。通常,前面的騎行者負責操控方向和煞車,所以全盲的視障者也可以坐在後面騎行。
 
 
4 計畫內容
 
① 內容
– 環四國一周約1,000公里,從愛媛縣廳起點出發,9天內完成全程。
– 隨時在SNS上更新行程狀況,分享訊息。
– 通過共享當前位置訊息進行實時位置共享。
 
 ② 使用車輛
– **KHS-tandem MILANO(公路車型協力車)5台**
  – 適合身高140公分以上的騎士
  – 適合穩定的高速行駛和長途騎行
  – 擁有者: 
    – 合同公司Yell: 3台
    – KHS JAPAN: 2台
– **支援車輛**
  – 搭載自行車的汽車(Honda StepWGN,由合同公司Yell擁有)1台
 
③ 參加者(截至目前為止的預定)及相關人員
– **領騎員(協力車的前座騎士)**
  – YELLLINE LIDE ON CLUB
    – 總部:大阪府
    – 開始活動時間:2018年
    – 活動內容:多次參與健全者與障礙者共同參與協力車騎行練習會、針對一般自行車騎士的長途騎行活動、近畿Audax BREVET使用
協力車完成的認證活動。
    – 實績:2023年太平洋岸自行車道協力車串連計畫的領騎員
  
    – 小山 結美(Koyama Yumi)    38歲
    – 川越 譲二(Kawagoe Jyoji) 58歲
    – 新子学(Atarashi Manabu)54歲
 
領騎員志願者
岡本和弘(Okamoto Kazuhiro)55歲
  在四國地方愛媛縣有舉辦協力車志工活動的經驗者。現今在台灣及日本活動,能以台灣華語進行交流。
 
跟騎員(協力車後座騎手)2023年1月5日確定
朱明中 49歲  台北市男性
   2015年參加環騎台灣一周的活動
2023年,騎協力車完成台灣一日雙塔520公里
(台灣舉辦的針對一般自行車手的1天內騎行520公里的活動)
從幾年前開始參與協力車活動、視障三項鐵人
林郁菁 36歲  高雄市  女性
  2018年參加過環騎台灣一周的活動
外園健治(Hokazono Kenji)
    50歲  鹿兒島縣 男性
廣岡愛子(Hirooka Aiko)
  44歲  兵庫縣 女性
 
支援騎手
   衣川 浩二(Kinugawa Koji)
   澤井 裕紀(Sawai Yuki)36歳
   他2名
 
台灣人跟騎推薦人以及台灣方本企劃協力者、顧問
劉杞煌  新北市
  有4次使用協力車與台灣視障者環島的經歷。台灣人自行車手。
王文瑛  高雄市
  2023年10月環騎四國勇士們企劃發起人。
  有「四國遍路旅」經驗,對日本有深刻理解。台灣人自行車手。
  邱錦溪  台北市信義區
      熟悉使用協力車與視覺障礙者一起進行騎行。擁有豐富的志工經驗,
對台灣的志工活動有深入的了解。台灣人自行車手。
 
台灣華語日本語翻譯
  調整中
  領騎員岡本和弘在台灣工作,能夠用台灣華語進行交流。
 
支援車及機械維修負責
  由日本身障單車運動聯盟本部派遣  1名
 
 
日本身障單車運動聯盟大阪分部將派遣1名(公路自行車1台)來引導和追隨,保障行駛的安全。
另外,將在四國一周的自行車路線內招募支援騎手參加。
 
 
5  日程及行程 騎行距離
① 日程
2025年4月27日星期日至同年5月5日星期一,共計9天
(可能與愛媛縣協商後稍有調整)
 
② 騎行距離等
 
(日期)                       (行程)                                                                               (騎行距離)
〇第1天    4月27日(日)祝  愛媛縣・愛媛縣廳前(松山市)〜道no駅風早之鄉風和里(CP)〜今治站(今治市)47公里〜道no駅今治湯ノ浦溫泉(CP)〜新居濱市(新居濱市)48公里(95公里)
〇第2天    4月28日(月)     愛媛縣・新居濱站(新居濱市)〜道之驛Kotohiki(CP)〜香川縣・瀬戸音十庵(高松市)(113公里)
〇第3天    4月29日(火)祝  香川縣・瀬戸音十庵(高松市)〜道之驛 津田之松原(CP)~道之驛Kurunaru(CP)〜德島縣・阿南市役所周辺(阿南市)(95公里)
〇第4天    4月30日(水)     德島縣・阿南市役所周辺(阿南市)〜道之驛 公方之鄉Nakagawa(CP)〜道之驛 日和佐(CP)〜道之驛 宍喰温泉(CP)〜高知縣・室戶岬(室戶市)(110公里)
 
○第5天  5月1日(四)  高知縣・室津(室戶市)
〜道之驛 キラメッセ室戸(CP)〜道之驛 大山(CP)
〜道之驛Kawausono里・Susaki(CP)〜道之驛Yasu(CP)
〜高知縣・土佐新荘(須崎市)(114公里)
 
○第6天  5月2日(五)  高知縣・土佐新荘(須崎市)〜道之驛Nakatosa(CP)
〜道之驛Mejikano里(CP)〜道之驛 万々(CP)
〜道之驛Yotte西土佐(CP)〜高知縣・中村(四万十市)(109公里)
 
○第7天  5月3日(六)祝  高知縣・中村(四万十市)〜尾攫峠 50公里
〜道之驛Hijikawa(CP)〜愛媛縣・宇和島市役所周邊(50公里)(100公里)
○第8天  5月4日(日)祝  高知縣・大月町役場〜道之驛Sukumo(CP)
〜道之驛FushimiMIC(CP)〜道之驛 津野町Keyakiyamano里(CP)
〜道之驛Asahikawa(CP)〜高知縣(110公里)
○第9天  5月5日(一)祝  愛媛縣・Oshimasaki〜廣場(宇和島市)〜道之驛Utami(CP)〜愛媛縣廳(松山市)(66公里)
 
※ 距離為使用Google Map估算
 
6 其他
○在可能的範圍內
與當地的自行車道相關人士進行交流
參訪自行車道的道no駅,享受當地特產、名物等並進行信息共享
進行事前聯絡以便媒體報導。
○因應費用準備,尋求相關團體的協助(呼籲相關人員參加及捐款),不足部分由協贊的合同会社Yell承擔。
 
7-1. 預算案
○基本上由合同会社Yell承擔。
如附件所載。
 
7-2 協贊與支援的請求
 關於協贊
對於本企劃的協贊,我們正在招募認同本企劃宗旨的個人或企業
協贊金額
如果協贊金額超過1萬日圓,對於個人將贈送紀念品,對於企業將根據企劃準備及實施中的PR活動等,根據協贊企業的意向進行考慮。
關於應援
計劃通過SNS和Instagram直播進行。從大約一個月前開始通過各種媒體進行宣傳,請求「讚」或分享傳播。
 
 支援騎行及當地應援
提供在四國一周路線上與當地的自行車手一起騎行的機會,並通過各種媒體招募參加者。
 
8.其他
關於參加騎手的保險
 
為了達成本項目,我們將新加入保險。確認參加騎手個人的自行車保險加入情況等,確保各種參加者的安全及事故時的充分補償。
正在與綜合保險日本的負責人協商中
 
9. 實施主體
 
・一般社團法人日本身障單車運動聯盟
(據點 福島縣Iwaki市 支援帕拉林匹克的自行車競技選手及推廣身障單車運動,進行地區振興事業。實施主體為同聯盟大阪分部)
 
・Encouraging Cyclists Minoh JAPAN
(以前的團體名稱 YELLLINE LIDE ON CLUB)
(據點 大阪府箕面市稲2丁目10-16合同会社Yell內 自2018年起展開協力車活動。目前與有障礙者共同進行中距離以上的騎行練習及參加各種自行車活動)
 
10. 協贊
合同会社Yell
11. 協力
2023年10月環騎四國勇士們
KHS JAPAN
一条Ultimate Factory箕面
12. 參考
協力車活動情報誌 tandem(2021.3)
 
讀賣新聞 2022年4月6日星期三晚報
太平洋岸自行車道協力車連接項目
 
社會行動實驗室 每日新聞
 
紀伊民報
 
逗子葉山經濟新聞
 
聯絡人
日本身障單車運動聯盟大阪分部
代表 小山結美
所在地 大阪府箕面市稲2丁目10番16號合同会社Yell內
聯絡電話號碼 070-6506-5670
URL: https://jpcfweb.com/(日本身障單車運動聯盟)
(YELLLINE LIDE ON CLUB 協力車的活用)
 
○過程
2024年4月27日 在台灣與台灣方的合作夥伴及參加者進行會議(小山)」